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BALIヒンドゥー教の神々
 
基本的には名前や役割的にインドヒンドゥーの神々と一緒ですが、ちょっとだけ違うところもあるようですね。
 
神々
創造・維持・破壊に3大男神が司り、それぞれが妻3大女神をもつ。さらにこれら6大神は絶対神サンヒャン・ウディ・ワサ(万有神)の元に属しているとされる。
ブラフマ神
“世界創造の神”
 姿は4つの顔と4本の腕にはヴェーダ聖典、水壺、数珠、笏(しゃく)を持つ。宇宙の根本原理ブラフマンが擬人化されて神となったのがブラフマ。
 祭事やヴェーダ(天啓聖典)の学問を司る神として、インドがバラモン教(バラモン:カースト制度のなかで神々に使える司祭階級)の時代には最高神とされたが、「真の世界創造者をめぐる口論で、元々5つの頭を持っていたブラフマは、その一つをシヴァに切り落とされた(シヴァ派)」や、「ブラフマはヴィシュヌの臍の蓮華から生まれた(ヴィシュヌ派)」とされ、独自の神話が乏しい為、次第に人気が落ちていった。
 仏教の世界では“梵天:仏法の守護神”として称されている。
ヴィシュヌ神
“命を維持する神”
 聖鳥ガルーダに乗り、4本の腕には、チャクラ(円盤状の万物を断ち切る投擲武器)、パンチャジャナ(吹き鳴らすと悪魔が震え上がる法螺貝で、元々はクリシュナに退治された海の悪魔)、棍棒と蓮華を持っていて、変身して地上に現れると言われる。
 インドヒンドゥーではヴィシュヌのアヴァターラ(化現)が知られている。代表的なもので、マツヤ(世界を大洪水から救った魚)、クールマ(神々を救った霊薬を作る手伝いをした巨大な亀)、ヴァラーハ(水中に沈んだ大地を牙で持ち上げて地上を作った猪)、ヌリシンハ(魔人ヒラニヤカシプを退治した半分獅子で半分人間の半人半獅子)、ヴァーマナ(巨大化して3歩で世界を歩き、3歩目で魔王バリを踏みつけた倭人)、パラシュラーマ(クシャトリア族から神々を守った斧を持つ神話の子ラーマ)、ラーマ(叙事詩ラーマーヤナに出てくる理想的人格を持つ王子ラーマ)、クリシュナ(叙事詩マハーバーラタに出てくる怪力の美男クリシュナ)、ブッタ(敢えて違う思想を用い、魔人を地獄に退治した仏陀)、カルキ(カリ・ユガの終わりに正法をもたらすバラモンの英雄)等
シヴァ神
“世界の破壊と降伏の神”であり、“恩恵・生殖の神”
 全身に灰を塗り、髪は長く頭の上に巻いていて、首に蛇を巻き付け、上裸身に虎皮の腰巻。額の真ん中には第三の眼があり、手に三叉戟(先が3つに分かれている槍で先端それぞれ“欲望と愛・意思”“行動”“知恵”をあらわす。)をもち、他の手で恩恵を与える印と恐怖を取り除く印を結んでいる。
 シヴァの寺院でのご神体は、生殖の象徴であるリンガ(男性器)とヨーニ(女性器)の二つの部分からなるシヴァリンガを祀っているところも多い。
 シヴァはバイラヴァ(畏怖者)、ガンガーダラ(ガンジス川の降下を支えた神)、マハーカーラ(時間:運命と死を支配する大黒天)、ハラ(破壊者)、パシュパティ(家畜の王)、シャンカラ(吉祥なる者)、マヘーシュバラ(大自在天)、マハーデーヴァ(偉大なる全知全能の神)、ナテーシャ(舞踊神)とも呼ばれている。
 第三の眼の由来...妻パールヴァティがふざけて深い瞑想中だったシヴァに後ろから両手で目隠しをした時、太陽が輝きを失い世界恐慌に陥った。それを救う為、額が割れて炎のように輝く第三の眼が生じ、世界は再び光を取り戻した。と言われる。
女神
サラスワティ
“ブラウマ神の妻”
 ブラフマが創造し、神妃となった女神で、学問と智慧・財産と幸運・芸術を司る。
女神スリ
“ビシュヌ神の妻”
 バリ独自の稲の女神。インドヒンドゥーではヴィシュヌの神妃は幸運・繁栄と美を司る女神ラクシュミーとされている((日本では吉祥天と呼ばれる)。
女神
ドゥルガー
“シヴァ神の妻”
 神々の怒りの光から誕生した戦いの女神。ライオンを従え、各神々から授かった三叉戟・円盤・法螺貝・槍・雷と鈴・水瓶を携えて、アスラ(阿修羅:魔人)の王を倒したという。
 バリヒンドゥーでは女王ランダが女神ドゥルガーの顔をもち、ガネーシャの母。また、インドヒンドゥーでは、ガネーシャとスカンダの母は戦いの女神・航海の女神であるパールヴァディとされている。また、インドヒンドゥーでは、シヴァの妻としては暗黒の女神・時の女神であるカーリーというシヴァの暗黒面を司る神妃もいて、黒い肌に仕留めた魔人の首や頭蓋骨で作った輪を首にかけ大きく開けた口からは長い舌をだしている。
ランダ
“聖獣バロンの宿敵”
 バリでは魔女の女王で女神ドゥルガと同一とされる。長く赤い舌で炎を吐き、長い爪で獲物(人)を捕らえ食う。
“邪”“悪”の象徴的存在
バロン
“聖獣で神の使い”
 日本風獅子舞みたいな外観。
“正”“善”の象徴的存在
ガルーダ
“不死の神鳥”で“ヴィシュヌ神の乗り物”
 仏教の世界では金翅鳥と言われている。鷲の翼・頭・嘴・爪をもつ不死を与えられた聖鳥で、インドネシア共和国の国章にもなっている。政府が運営する航空会社の名もガルーダ・インドネシア。
ガネーシャ
“富と知恵・学問の神”“成功と幸運の神”“群集の主”
片方の牙が折れた象の頭に、人の体。4本の腕には数珠・椀・蓮華等を持っている。仏教では歓喜天として知られる。
象の頭...シヴァの妻が、シヴァの知らぬ間に自らの垢で作った人形に命を吹き込んだ息子で、彼女の入浴の見張りをしていた際に、何も知らぬシヴァが帰宅して押問答となり頭を跳ね、投げ捨ててしまった。嘆き悲しむ妻の為、シヴァがガネーシャを生き返らせる際に、投げ捨ててしまった頭の代わりに付けたのが、最初に見つけた生物(象)の頭だった。以後、ガネーシャはシヴァの家族の長男となる。
ハヌマン
“忠誠心をもつ猿の神”
 神通力を備え、体の大きさを変えたり、空を飛ぶ。叙事詩ラーマーヤナでは、ヴィシュヌ(ラーマ)を助けて活躍する怪力猿の戦士として登場。
スカンダ
(カールッティケーヤ)
六面十二臂で長い槍をもち、不死の象徴である孔雀に乗っているシヴァの息子。仏教界では韋駄天と言われている。
 



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