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宗教行事や祝祭日
 
バリの人にとって何よりも大切な宗教行事。会社の有給休暇もウパチャラで使い切ってしまうほどに頻繁にあります。
一年通して、島内どこか探せば毎日なにかしらかの行事がある。それら行事の中で、代表的ないくつかをとりあげてみました。

右の写真はサヌールで行われたガベン⇒
 
ニュピ(Nyepi)
 バリの新年。サカ暦(月の満ち欠けによる暦)によるバリの新年で、この時期は地獄の支配者ヤマが数々悪霊をバリに追い払う為、人々は島中を浄化する儀式を行う。
 ニュピの2日前は寺院の御神体を海辺で清める儀式。ニュピ前日は悪霊に供物を捧げ、これ以上危害を加えないように促す為の儀式として、悪霊へのお供えを置き、オゴオゴと呼ばれる悪霊のハリボテを乗せた山車を担ぎ村を練り歩く。ニュピ当日は悪霊が去るのを瞑想する日で、火を起こしたり電気を使う事と外出、いかなる活動をも禁止される日。飛行場を含む島中全てが静粛に包まれ、旅行者は大型ホテルに宿泊していればレストランもひっそりと開いているが、夜は電気も消さなくてはならないので真っ暗で、規律に従わなければ逮捕までされる事もある。
ガルンガン(Galungan)
クニンガン(Kuningan)
 祖先の霊を祀る日。ウク暦(210日周期暦)による日本のお盆みたい日。
 ガルンガンはダルマ(Dharma:善)がアダルマ(Adharma:悪)に勝利したことを象徴する日で、祖先の霊がこの世に戻ってく為、ペンジョールと呼ばれる竹竿にヤシの葉や稲などで飾り付けをしたアグン山を象徴した物を各家の前に飾り、バリ人たちは祖先の霊を迎えに寺へ参拝する。
 ガルンガン翌日はマニス・ガルンガンと言い、親戚や隣近所の人が家を訪ね合う。
 クニンガンはガルンガンの10日後で、祖先の霊を天界へ送り出す日でナシクニン(黄色いご飯)をお供えする。
パゲルウェシ
(Pagerwesi)
 鉄(鉄柵)の日。ガルンガン前に行われる祭礼で、神と悪魔が戦いを繰り広げている間に人を守ってくれる鉄柵に囲まれた家を象徴する。鉄製品にお供えをし、家族や村の加護を願い寺院で祈りを捧げる。
サラスワティ
(Hari Raya Sarasswati)
 学問、智慧、財産と幸福、弁舌と音楽などの芸術を司る女神サラスワティの日。この日は女神に感謝する為に、書物にお供えをし、読書や書き物をしてはいけない。
トゥンプッ
(Tumpek)
 自然や職業に使われる道具に感謝をする日。トゥンプッ・ランドゥップは全ての金属に捧げ物をするので、バイクや車に飾り付けをする。トゥンプッ・ウドゥは恵を与えてくれる果物の木や椰子に感謝する日。
満月(Bulan Pernama)
新月(Telam Desta)
 満月は月の女神デウィ・チャンドラ(DewiCandra)に祈り、新月には太陽の神デワ・スルヤ(DewaSuruya)に祈る。普段よりも豪華な供物を捧げ、寺で祈る。これらの前後の日にオダランが多い。
オダラン(Odalan)
 バリヒンドゥー寺院の創立を記念する祭礼。総本山ブサキ寺院を始め、各村の寺院から家の寺等、全ての寺がウク暦に沿ってオダランを行う為、バリでは殆ど毎日どこかで行われている。通常は3日から1週間程度かけて行う。
ウパチャラ(Upacara)
寺以外にまつわる行事
 結婚式や葬式、寺以外の建物等にまつわる個人や団体の宗教行事や伝統行事。
ガベン(Ngaben)
火葬の儀式
 神の元から授かった魂を肉体から開放し神の元へ戻す為の重要な儀式。人生最大のイベントで、聖なる動物などの棺に遺体を入れ、火葬する。火葬後は灰を椰子の殻に入れて、僧侶の祈りを捧げた後に海へ流す。
 お金や暦の事情ですぐに火葬が出来ない場合は、一時的に土葬して、火葬できる時期が来たら掘り起こす事もある。
その他
【ポトン・ギギ(Potong Gigi)・結婚式(Nikah)】
 削歯式と結婚式。 魔物や獣のように尖った歯を嫌うアニミズム的な風習で、犬歯を削る儀式がポトン・ギギ。削る歯が終わったら、村の最高司祭の元で聖水を浴びる。人として生きるためので成人式をかねた通過儀礼だが、お金がかかるので結婚式の前に合わせて行う人、周りの親族がする時に合わせてする人が多い。
 バリ社会では結婚、所帯をもって始めて一人前としてバンジャール(集落の最小単位で町内会みたいなもの)から正式要員として認められる。


【ムトゥル・ブラナン(Metel Bulanan)】
 子供の招魂式
 子供が生まれてから42日目で清めの洗礼を受け、3ヶ月目に招魂式が行われる。ここで初めて人間社会の仲間入りを果たす。それまで赤ん坊は地についてはならない。
 

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